うさぎのPちゃん 闘病記 12 
〜 弁護士への質問状 2 〜



しばらく時間が空いてしまいましたが
いろいろと考えたり調べたりしながら、再び手紙を書きました。

納得のいかない部分を書き出してみると、とても長くなってしまいました。
でも、これでもまだ伝えきれない部分があります。

獣医師と直接話ができれば、こんなこと書かなくても良いような気がしますが、、、





お手紙拝見しました。

残念ながらこちらの見解とは相容れない部分が多く、とても納得のいく回答ではありませんでした。

書状の最後に以下のようにありました。

11.飼い主様からのお手紙に対するご回答は以上ですのでご検討下さい。なお、ご連絡頂ければ、
飼い主様の希望する解決方法について協議させて頂きたいと考えております。

しかし、二転三転する矛盾だらけの説明ばかりの現状では、解決方法についての協議のことなど、とても考えられません。
そちらからの書状に対しての疑問点、及び矛盾点を別紙に記載しましたので、それについてご回答下さい。
どうやってもPの命は返ってはきません。しかし、せめて真実を述べてください。




1.まず、インフォームドコンセントの点ですが、当方としてはその重要性は十分理解しており、欠落はないと考えております。


インフォームド・コンセントとは、『十分に知らされた上での同意』であり、
飼い主の知る権利を十分満足させるように説明し、理解させ、同意を得てから治療を行わなければなりません。
今回、飼い主である私たちが説明不足を感じているのですから、そちら側が一方的に『欠落がない』と断言していること自体、
インフォームド・コンセントの重要性、本質を正しく理解していないことの証拠ではないですか?
『インフォームド・コンセントに欠落はないと考えている』理由を明確にお答え下さい。



2.「診療時に考えられる病気についての説明は一切無く、こちらからの質問にも答えていただけませんでした。」とのことですが、
当方としては、診療時において、まれな病気としてクッシング病などにまで言及した記憶があり、
病気についても長時間丁寧にご説明差し上げております。


何度も申し上げたとおり、担当獣医師はこちらの質問にも満足に答えられずに、首をかしげるばかりで、非常に頼りなく感じました。
『長時間の丁寧な説明』とは、一体何を持って言っているのか、理解不能です。
『長時間の丁寧な説明をした』内容を、具体的に示してください。
また、『クッシング病』はここで初めて出てきた言葉です。

クッシング病どころか、病名についての説明は一切ありませんでした。
他の方と、勘違いされているのではないですか?



3.腸管内ガスの貯留など説明がなかったとの点ですが、当方としては腸ガスについてもご説明差し上げております。


どのような説明をしてくださったのでしょうか?
当方では、まったくお聞きしていません。
その内容について、改めてご説明ください。



4-1.うさぎの問題点、治療方針についても、説明を受けていないとのことですが、
「消化管うっ滞」という言葉は使っていないものの、「おなかが詰まっている」「おなかの動きが悪い状態」といった より平易な言葉を使ってご説明差し上げております。


『お腹の動きが悪い』という言葉は確かに聞きましたが、それ以上の問題点、原因については説明を受けておりません。
また、『平易な言葉』でしか説明しないことによって、病気の重大さが飼い主側に伝わらず、トラブルを招く原因のひとつとなるのではないですか?
専門用語だけで一方的に説明されるのは論外ですが、内容が伝わらないのでは意味がありません。
正確な状態を伝えてこそ『平易な言葉で説明した』と言えるはずです。

『治療方針についての説明』についても、私たちがお聞きしたのは『投薬とともに、ペレット中心の食餌で太らせる』という曖昧な表現のみでしたが、 それが治療方針なのですか?
そもそも、私たちがうさぎに与えていたペレットの種類・成分等をご存知だったのでしょうか?
それとも、市販されているペレットなら内容はなんでも構わないというお考えなのでしょうか?

また、担当獣医師は『乾草や野菜を食べることによってお腹がいっぱいになってしまって、ペレットを食べていないと思うので、しばらくはペレットだけにしてください』  とおっしゃいましたが、
ある文献には、ペレットのみの食餌では、不正咬合など他の病気を引き起こす可能性がある、ということが書かれています。
更に、『繊維の不足により消化管系に悪影響を与える』とありますが、それならば『消化管うっ滞』が明らかなうさぎに対する指導としては、不適切ではないですか?
また、『ペレット中心の食生活』や『急激な食生活の変化』によるリスクの説明がありませんでしたが、そういった説明も重要なことではないですか?



4-2. また、「ストレス」に関しても、遠方から来られたことを含め、当初から認識はありましたが、
「ストレス」という言葉は飼い主の方を非難しているように受け取られるおそれがあるため飼い主の方に対しては控えております。


うさぎにとって、ストレスとは命にかかわる大切な事項だと思います。
それを "飼い主に伝えない方針だから伝えない" というのはおかしいと思います。
「ストレス」という言葉が良くないとお考えなら、他の『平易な言葉』を使って説明をするべきではありませんか?
診療時の院長の威圧的な言動のほうが、よほど飼い主を非難しているように感じられました。



4-3. また、「体重低下」の点について、当時のうさぎの状態は、本来の体重(2.7kgくらい)より相当程度低下(当時2.36s) していました。


本来の体重とはどのような基準から判断されたのでしょうか?
1年ほど前に2.7キロあった体重を、獣医師から『太りすぎである』との指導を受け、計画的に減量したと説明申し上げたはずです。
その減量方法についても説明し、その時に 「問題ないですね」 との言葉も頂いております。
雑種であるうさぎの『本来の体重』の算出の仕方を教えていただきたいものです。



5.「お金と時間がかかるので検査を断った」との点については、そのようなことを申し上げたことはありません。


間違いなくそう言われました。
こちらは、Pのお腹の不調が続いており、何度も通院するのは、Pへの負担が心配でしたので、 その日に検査をして頂けないかお尋ねしました。
その時に、担当獣医師は『お金と時間がかかるので・・・』と言葉を濁し、私たちの要請を断りました。断言できます。

なぜ要請したにも関わらず、検査を引き受けていただけなかったのでしょうか。
飼い主の要請を断るだけの正当な理由があったのなら、何故その時に説明していただけなかったのでしょうか?

今回『予期せぬ急死』を招いたということは、診察内容にも問題があったからだとは考えられませんか?
少なくとも、「検査は行われなかった、やらなかった」 これが真実です。
検査を行わないこと自体、病気の重大性に気づいていないということであり、それは獣医師として重大な過失だと思います。

また、不測の事態を考慮して治療に当たるのが、獣医師としてとるべき行動ではないでしょうか?
このような診察は、善管注意義務に反していると思います。



6.うさぎの扱い方については、ストレスを最小限とするため膝の上で抱いたまま診療しました。
どのうさぎについても同様に診療しています。


『事故防止のため』膝の上で保定するという理由なら聞いたことがあります。
しかし、抱かれるのがストレスになるうさぎのほうが多いのではないですか?
その上、何度も繰り返し仰向けにするような診察方法が『ストレスを最小限とするため』とは思えません。



7.糞検について、消化管うっ滞については糞の肉眼所見により判明することであり、さらに糞検の必要性はなかったと考えています。


そのような診察態度では、誤診も起こりやすいのではないですか?
飼い主の求める検査を断り、結果的にうさぎは死んでしまったのです。
肉眼所見では見抜けなかった違った病因が、検査によって見つかる可能性もあったはずです。

また、わずか2〜3秒見ただけで触ろうともしませんでしたが、それで病名がはっきりとわかるのでしたら、 健康時の糞との違いを教えていただけますか?
『消化管うっ滞のうさぎの糞』とは一体どういうものなのでしょう?

電話では、平易な言葉で言う『おなかの菌の毒素』によって、Pが死んでしまったとおっしゃっていましたが、
『肉眼所見』だけではそれを見抜けなかった、ということですよね?
それなのに、更なる糞検の必要性が無かったと、今なお言える根拠をお答え下さい。



8.院長の対応についてですが、「そんな飼いかたしていたら、病気になって当たり前よ!」
 と全否定されたとのことですが、院長としては、飼い方についての問題点を指摘はしましたが、
 飼い主様がおっしゃられるような言葉を述べてはおりません。


では、どのような指摘をされたのでしょうか?
そんな言葉を述べていない、と断言できるなら、どのような指摘をどのような口調でしたかもご記憶でしょう。
私たち2人とも、院長の言動を鮮明に記憶しております。

また、うさぎの急死後の電話の際、院長に直接、態度の悪さを指摘しました。その時には院長も自分の非を認めています。
それなのに、ここにきて上記のような反論をされるとは驚きです。不誠実そのものだと思います。



9.カルテに関しては原本のコピーです。表紙は、飼い主様が来院された際に記入して頂いた「初診カード」であり、 ホッチキス止めしてカルテとともに保管しています。


カルテに記載されている『腸毒素血症』という病名など、診療時には一切お聞きしていません。
飼い主に病名を伝えないのも、そちらの病院の方針なのでしょうか?
それとも病名は、後から書き加えられたものなのでしょうか?

さらに、お手紙では『身体一般所見から、"明らかな消化管うっ滞であった"』 とのご説明ですが、
『明らかであった』という割には、カルテを見ると『?』や『・・・かもしれない』という文字が目立ちます。
このカルテを見ると、診療時に病名が明らかであったとは思えません。
もし病名が身体一般所見から明らかであったなら、こちらが病気についてお尋ねした時に、 正確な病名を教えていただけなかったのは何故ですか?



10.注射について、消化管うっ滞であることは身体一般所見から明らかであり、 注射によりうさぎが死んだと考えられないことはこれまでのお手紙で申し上げたとおりです。
そして、診療時に、飼い主様にも上記の通り消化管うっ滞については平易な言葉でお伝えしています。


注射について、数名の獣医師に意見を聞きました。
その際、獣医師の意見として、"診察後短時間で死亡した、ということは少なからずショック症状もあると考えられ、 注射が原因でないとはとても断定できない。"
"注射に対するアレルギーの可能性も考えられる。"
と聞いています。

なのに、なぜそちらでは、注射が原因でないと『断定』できるのでしょう?
そのような決め付けや驕りが、予期できない急死に繋がったのではないですか?

また、診療時には『痛み止め』ということで注射を打ちましたよね?
その後の電話でも確認させていただきました。
しかし、書状には『腸内細菌の状態を改善して、腸毒素血症への進展を防ぐため』と書いてあります。


どうして診療時に正しい説明をしていただけなかったのでしょうか?
インフォームド・コンセントによると、診療方法の決定権は飼い主にあるはずです。
誤った説明をされたのでは、例え同意を求められたとしても、正しい判断が出来るはずがありません。
それとも、『腸内細菌の状態を改善して、腸毒素血症への進展を防ぐため』というのは、
平易な言葉で言うと『痛み止め』なのでしょうか?

注射の作用について電話で聞いたときにも、担当獣医師は『ストレス緩和の作用がある』と言いました。
そして、こちらが製薬会社に問い合わせ、聞いた内容と明らかに異なることを指摘すると、
『間違っていました。』とすぐに訂正し、『痛みを止めることにより、ストレスの緩和につながると・・・』 という言い訳がましい説明をしました。

薬の作用についても、認識不足なのではないですか?正しく把握しないまま使っていたのではないですか?
それとも、電話では故意に違うことをおっしゃったのでしょうか?


また、注射の際に、薬による副作用の説明を全くされませんでした。
どんな薬でも、副作用のないものはありません。

ステロイド剤であるデキサメサゾンは、"患畜の症状及びその程度を十分に考慮して、慎重に選択して使用してください"  と使用上の注意に書いてあります。
バイエル薬品に確認したところ、バイトリルの使用上の注意として "本剤は第一選択薬が無効の症例にのみ使用すること"  とされています。
そのうえ、日本ではバイトリルのうさぎへの使用は認可されていないとのことです。
薬を選択する際の判断も甘すぎるのではないですか?

"うさぎの食欲低下の鑑別診断"という文献を拝見したところ、
抗生物質+ステロイドの使用については、
"状態がひっ迫しており、しかも肝機能に異常がないことを確認できた時に限るべき"
と書かれていますが、肝機能についても、『身体一般所見』から明らかに異常が無いことがわかるのでしょうか?

血液検査も行わず、その判断をされたということは、認識はしていても重要視せず、 いい加減な判断を下していたと疑わざるを得ません。
Pの肝機能の検査もせずに、その薬剤を使用した理由を教えてください。
検温や聴診もせずに、視診、触診のみの『身体一般所見』だけで注射を打ったにも関らず、 注射薬と死との因果関係が全く無い、と言い切れるのはおかしいと思います。

書状に書かれている内容の殆どが、後からとってつけたような話としか思えません。
故意でないなら、他の患者さんと勘違いしていらっしゃるのではないでしょうか。
先生方は、本当に私どもの「P」の診察の状況を憶えていらっしゃいますか?
「P」がどんなうさぎで、私たちがどんな年格好の飼い主だったか、おっしゃることができますか?


最初の手紙の内容を覚えていらっしゃいますか?
今までの電話や書面での、二転三転する発言にうんざりしています。

また、書状への返答も非常に遅く、あまりにも不誠実な対応に憤りを感じております。
遅くても2週間以内にご回答下さい。
そちらに伺ってから現在までの経緯について、私どもは克明に記録を残しております。
わたしたちが『誠意』を感じられるような、矛盾のない回答を求めます。


2006年2月26日






かなり長い手紙になってしまいました。

100%納得のいく回答がもらえるとは思っていませんが
少しでも誠意のあるお返事がいただけたら・・・ と思い、
配達記録で郵送しました。





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