うさぎのPちゃん 闘病記 9 
〜 弁護士への質問状 1 〜



獣医師からの手紙を受け、いろいろと話し合いました。
市の法律相談にも行ってきました。
相談に乗ってくれた弁護士の先生は若い女性で、とても熱心に話をきいてくれました。

それによると、
まず最初に相手側の弁護士に、疑問点を挙げて回答を求めること。
その回答で納得がいかないようなら、また疑問をぶつければ良い。
そのうちに、相手の弁護士から折り合いをつけようとしてくるはずだ、ということでした。


そこで、質問状を作成しました。 11月21日に配達記録で発送しました。
以下、その内容です。




お手紙、拝見しました。

何度読み返してみても、矛盾点、不透明な部分がありましたので
直接会ってお話をしたい、と思っていた次第です。
しかし、そちら側の意向で "今後の連絡は弁護士を通してほしい"
とのことでしたので、正直とても残念な気持ちです。

現在もなお、私たちは納得がいっておりません。
疑問点、説明していただきたい点が多々ありますので、
その点についての返答を求めます。


まず、
『疾患動物の飼い主に対し、獣医師はその動物の疾患や治療や
 費用について、飼い主の知る権利を十分満足させるように説明し、
 理解させ、しかるのちに同意、了解を得て治療を行うこと。』

前文は、もちろんご存知だとは思いますが、
『インフォームド・コンセント』についての一文です。
日本獣医師会では、平成11年9月14日、
『インフォームド・コンセント徹底』宣言をしています。

今回のトラブルの原因のひとつは、このインフォームド・コンセントの
欠落によるものだと思っております。


診療時には、考えられる病気についての説明は一切なく、
こちらからの質問にも答えていただけませんでした。
また、診療方法への同意を求められることもありませんでした。

その後、診療内容に関する手紙を送っていただきましたが、
そこに書いてあったのは、診察時には全く触れられていなかった内容が
ほとんどでした。


  (10月7日 担当獣医師より)
 身体一般検査所見
 1.体重2.36kg。削痩。
 2.腹部触診にて中等度の腸管内ガスの貯留を触知。
 3.胃には触診上の異常はみられず。陰部を中心に広範囲に脱毛。
 4.粘膜の血色は正常範囲。
 5.身体検査上の脱水は認められず。
 6.おとなしい(元気がない? もともとの性格?)

腸管内ガスの貯留など、触診時にわかっていたとしたら、
なぜその場で説明していただけなかったのでしょうか?
後から取ってつけた説明としか思えません。

   問題点のリスト
 1.陰部の脱毛の様子から下痢の程度は重度で長期間継続したものと思われる。
 2.腸管内ガスの貯留から腸内環境の悪化と重度の消化管うっ滞が強く疑われる。
 3.食欲低下がないにもかかわらず削痩があることから栄養吸収不全があると思われる。
 4.消化管うっ滞から粘液性腸症、重度の鼓腸症、腸毒素血へと進展することを
   防がなくてはならない。
 5.長時間の移動で、疲労しストレスが加わっていると思われる。

 治療方針
 1.長期の消化管不全を早急に改善する必要がある。
 2.消化管うっ滞の改善を最優先すべきであり、内服治療を行う。
 3.栄養状態が改善し体重低下が止まったら、食事内容を徐々に改善する。
 4.腸内細菌の状態を改善して、腸毒素血症への進展を防ぐために抗生物質と
   デキサメサゾンの単回注射投与を行う。
 5.移動と診療のストレスを最小限に止めるため、本日は他の検査はみあわせる。
   また、上記の注射はストレスの緩和にも有益に作用すると考えられる。


これらについても全く説明を受けておりません。
今後の治療方針についても『ペレット中心の食餌でとにかく太らせましょう』
としか言われていません。
消化管うっ滞、ストレスについての話は、この手紙で初めて知りました。

5.長時間の移動で、疲労しストレスが加わっていると思われる。
という点も、「また来てください。」との言葉に、「遠いので何度も来院するのが大変」 
と私たちが言ってから初めて確認したものであり、診察中に認識があったものではありません。


また、急激な体重低下があったわけでもないのに
3.栄養状態が改善し体重低下が止まったら・・・
というのはおかしいのではないでしょうか?


さらに、
5.移動と診療のストレスを最小限に止めるため、本日は他の検査はみあわせる。
  また、上記の注射はストレスの緩和にも有益に作用すると考えられる。
とありますが、私たちが詳しい検査を希望した際に 『お金と時間がかかるので・・・』
という理由で断られました。
非常に不安な気持ちになりましたので、はっきりと覚えています。
注射の効果も、製薬会社に問い合わせた内容と異なります。
その点を電話で担当獣医師に指摘したところ、すぐに返答を覆したため、
言いくるめようとしているように感じました。


以上のように、
  診療時にはまったく『インフォームド・コンセント』は成されていませんでした。


診療時、他にも不信感をあおるようなことがいくつかありました。

まず、うさぎの扱い方についてです。
患うさぎの性格の確認もせず、うさぎは常に膝の上に抱いたまま。
必要性もないのに何度も仰向けにしていました。
ストレスを最小限に止めようと思っている人のすることではないと思います。

消化管うっ滞のあるうさぎは、わずかのストレスにより急に容態が悪化しうることは
わたしにも認識がありました。しかし、ピノちゃんが帰宅途中にまさか急変するとは
まったく思えず、私には予見できませんでした。そのことについては大変申し訳なく
思っております。


特に上のような認識があったのなら、最大限注意するべきではなかったのでしょうか?
そのことについては大変申し訳なく思っております。
という言葉で済まされる内容ではないと思います。

また、こちらが持参したうさぎの糞も、肉眼でちらっと見ただけでした。
消化管の病気を疑っていたなら、糞検は基本なのではないでしょうか?

次に、院長の対応です。
担当獣医師と話をしているときに、ほかのうさぎの歯を削りながら現れ、
きつい口調で突然話に口をはさんできました。

うさぎの食餌内容についての話でしたが、担当獣医師が肯定したものを
『そんな飼い方していたら、病気になって当たり前よ!』
と全否定されました。
病院の中で、そんなことが日常的に行われているのでしょうか?

とても信頼なんてできませんし、治療に対する誠意も全く感じられません。

  (10月24日 担当獣医師より)
誠意がないと言われましたが、そのようなつもりはまったくありません。
9月15日のお電話のあと、院長から飼い主さんから再度お電話をいただくことに
なっていると言われましたので、こちらからの連絡はかえって迷惑かと思い
控えました。そして、10月6日にお電話をいただき、文書での説明をとの
ご要望に誠意を持って早急にお応えしました。


誠意というのは、相手に伝わらなければ意味がないのではないでしょうか?
死亡してからの対応よりも、診療中に誠意を示していただきたかったと思います。

また、送っていただいたカルテについてですが
住所・飼主氏名・患畜名など、すべて未記入で、本当に私たちの、Pのカルテかどうか
わからない状態です。
そちらの病院では、このようなカルテの管理をしているのですか?
原本はほかにあるのでしょうか?


最後に注射に関して伺いたいと思います。

お電話でも伺いましたが、担当獣医師は『注射は死とは無関係だと断言できる』
といいました。
さらに、

(10月24日 担当獣医師より)
注射のせいで死んだとはどうしても思えません。


(10月24日 院長より)
決して注射が原因で亡くなったものではありません。
同じ注射は消化管うっ滞のうさぎなどで頻用しているもので、今までに
この注射で死亡したという経験はございません。


と、同じく院長も断言しています。

しかし、私が複数の獣医師に、直接、およびメールでお尋ねしたところ、
注射の危険性はたくさんの獣医師が認めています。

うさぎの死亡事例について調べたところ、注射そのものへのショック、
薬剤へのアレルギーなど、注射が原因での死亡事例が多数ありました。
ビタミン剤の注射で死亡した、という事例もあるくらいです。

消化管うっ滞のうさぎで今まで事故がなかったとはいえ、
うさぎ専門病院として、うさぎに注射を打つことのデメリットは把握しているはずです。
にもかかわらず、注射が死因ではない、と断言できる根拠が理解できません。

それに、診察時には、消化管うっ滞だったという診断も聞いておりませんので
消化管うっ滞のうさぎなどで頻用しているもので、今までに
この注射で死亡したという経験はございません。
といわれても、本当にPが消化管うっ滞との判断で注射を打たれたのかどうかもわかりません。
注射を打つ時点で、先生は消化管うっ滞という診断を、本当にされていたのでしょうか?
それならば、なぜ飼い主に病名を告げなかったのですか?
そもそも、「消化管うっ滞のうさぎに使って死亡例をみていない」薬だとしても、
Pの病名が「消化管うっ滞だった」と、なぜ断言できるのですか?
細かい検査もしない状態で、正確な診断が下せるものでしょうか?
もっと他の病気だった可能性もありますよね?



Pが、どんな思いをして息を引き取ったのか、
家族の一員として大切にしてきた私達が、どんな思いで看取ったのか・・・
あのこのためにも納得のいく回答をお願いします。



平成17年11月21日
       





今度こそ、誠意ある回答を期待していました。



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